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なぜ Ogg Vorbis は素晴らスィのか?

OggVorbis は xiph.org によって開発されているもうひとつの(そしてフリーな)オーディオ・コデックで、オフィシャルサイトは www.vorbis.com です。コデックとはオーディオデータを特定のフォーマットに変換(その逆も同様)するソフトウェア部品を意味します。WinAmp や WindowsMediaPlayer、その類似ソフトウェアにはすべて MP3 のコデックが組み込まれており、MP3 のファイルやストリームを再生できるようになっています。

OggVorbis は MP3 の代替コデックです。OggVorbis は MP3 と同等の音質をはるかに低いビットレートで実現します(つまり少ないデータ量で同等の音質に聴こえるという意味)。言い方を換えると、同じビットレートなら MP3 より良い音質に聴こえるということです。わかりましたか?ダメ?ビットレートはオーディオファイルを再生するとき、1秒間に何ビット(0か1の値)使うかによって決まります。たとえば3分の長さでビットレート 128kbit/s の曲はおよそ 128kbit/s = 16 KB/s * 180 秒 = 2880 キロバイト = 2.88 メガバイトになります。128kbit/s でエンコードした OggVorbis のファイルは、同じ曲を同様に 128kbit/s でエンコードした MP3 ファイルよりも音質が良いのです。また、同じ曲でMP3 バージョンのデータと同等の音質と主観的に判断できる OggVorbis のデータははるかに低いビットレート、データ量になります。

わけわかんなくなりましたか?よろしい、わかりやすく言い直しましょう。MP3 だめぽ、OggVorbis (・∀・)イイ!です。音質やデータ量を別にしても、OggVorbis はフリーであるという大きな長所があります。ここで言うフリーの意味は、"free beer(無料のビール)" のフリーと "free speech(自由な発言)" のフリーの両方です。MP3 はここ数年でとても馬鹿げたものになってしまいました。このフォーマットにはいくつかの法的な問題がありますが、とりわけ MP3 の技術を用いてソフトウェアを開発する場合、MP3 特許の所有者にロイヤリティを支払う必要があるのです。支払いの要求は彼らにとって当然の権利ですが、腹立たしいのは事実です。OggVorbis は "特許フリー" です。いかなる大企業にも属しておらず、どんなに普及しようが誰も「使用料を支払え」と言い出したりしません。

覚えておきましょう。MP3 だめぽ、OggVorbis (・∀・)イイ!です。

上記は PeerCast を使う使わないに関わらず、インターネットでオーディオ・ストリーミングをおこなう場合に特に言える事実です。OggVorbis はビットレートを抑えトラフィックを軽減するのです。従来型のストリーミング技術を使う場合はトラフィックにかかるコストが安く済むことも意味します。そして PeerCast ネットワークにおいては配信されやすくなります。

私の経験からすると、ストリームのビットレートを低く抑えた方が、多くのリスナーに届きやすくなります。64kbit/s を超えるとそれは困難になります。もちろん数ヵ月後、PeerCast を使って [PeerCastWiki]PeerCastStations を聴く(つまり中継する)ユーザが増え、状況は変わっているかもしれません。同時に人々が使うネットワークの帯域は年々広くなっています。しかし今のところ、大半のネットユーザは限られた上り帯域しか確保できていません(これは特に PeerCast にとって重要なことです)。たとえ ADSL や ケーブルなどのブロードバンド環境にいる人でも 128kbit/s 以上の上り帯域を確保できない場合がほとんどです。たとえば 64kbit/s のストリームを中継するとすれば、たった2人分の中継しかできないわけです。しかもこれは理論上の数値です。ストリームには若干のオーバーヘッドがあり、ユーザは帯域を他の用途にも使用しているのです。

ビットレートの話に戻りましょう。上記内容をよく心得ておいてください。PeerCast で64kbit/sを越えるストリームを送信することはお勧めできません。実際にはもう少し低めのビットレート、48kbit/s ぐらいが妥当でしょう。この通りに実行した場合の OggVorbis 対 MP3 の結果は?簡単です。このような低いビットレートでも OggVorbis の方はびっくりするくらい良く聴こえるのに比べて、MP3 はそりゃもう愕然とするくらい悲惨な音になります。再生する音楽のタイプにもよりますが、OggVorbis で64kbit/s のストリームはだいたい MP3 の 96kbit/s から 112kbit/s あたりの音質に聴こえるはずです。

以上が PeerCast による放送に OggVorbis を使うべき理由です。放送している間にあなたの持ってる音源を全部 OggVorbis にしたくなるかもしれませんね。OggVorbis は愛です。

OggVorbis のストリームを PeerCast 経由で放送する方法については、OddCastGuide や IcesGuide を参照してください。そのほかの放送に関する手引きは PeerCastGuides をご覧ください。

--HendrikMans, 2002-08-27


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